西神戸の「五色塚古墳」
JR神戸線と山陽電車の垂水駅から山手への坂道を縫うように15分ほど歩いて住宅地を抜けた
ところに、復元された「五色塚古墳」がそびえていました。ちょっと天気が怪しくなってきました。


全長194mの五色塚古墳は、兵庫県最大の前方後円墳です。明石大橋を望む台地の上に築か
れていて、深い周溝と浅い周溝で二重に囲われていました。4世紀の終わりごろ、この古墳に葬ら
れた人物は特定されていないそうですが、その巨大さからも、明石海峡とその周辺を支配してきた
豪族の長(おさ)であったろうと考えられています。

五色塚古墳で注目されるのは、なんと云っても葺石と埴輪の多さでしょう。一番下段の葺石は、
付近のものだそうですが、中段り上の葺石は、淡路島東岸に産するものと云うことです。


後円部の最後の階段を上がったところは、平坦な “広場” のようになっていました。

そして、この “広場” からの眺望が素晴らしい。いにしえの支配者も、明石海峡を見降ろすこの
高台を支配の拠点として重要だと直感したんでしょうな。

古墳南側のスグ下を山陽電車が駆け抜けてゆきます。静かな中に、心地よいアクセントです。
ひるがえって、前方部の先端から後円部を眺めます。周囲のマンション群に負けない威容ですね。

明石大橋と淡路島がスグそこに見えます。猛禽と思しき大きな鳥が目に入りました。
なんとか雨に会わずに済みました。遅~い昼は、垂水駅近くの吉野家で牛タン御膳にしました。
それにしても、復元埴輪の全てが樹脂製だったのは、些か艶消しでした。(地図は案内看板より)
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