「岡山臨港鉄道」ふたたび ②
前稿のタイトルに “ふたたび” と記したのは、「岡山臨港鉄道」の廃線めぐりは、今回で2回目
だからです。尤も、前回は、かつての終点に近い、岡山港近くの「築港元町」に、岡南元町駅跡と
思しきあたりの「株式会社 岡山臨港」本社前に静態保存されている、ディーゼル機関車DB102を
訪ねるためでした。それも、宇野側から歩いて「児島湾締切堤防」を縦断した後のことでした。 
平成14(2002)年に架けられた「新保歩道橋」は、翌年に開通した都市計画道路を越えるための
歩道橋です。緩やかな勾配と位置関係から、これも廃線遺構が活用された施設かなと思いましたが
新し過ぎです。廃線跡を活用した遊歩道とクロスする新しい道路をつくる際、遊歩道を高架橋に上
げて、平面交差にしなかったのは、交通安全を最大限に優先した結果なんでしょうね。すごい!
高架橋を降りてきたところは、円形のロータリーのような造作になっていました。
この辺も、児島湾の干拓によって造成された歴史があり、細かな水路が巡らされていました。
きちんと柵が設けられていない箇所も多く、岡山市は、水路への転落事故が多いのだそうです。

休憩用のベンチの先の方に、なにやらホーム跡らしきものが見えてきました。




旧新保駅跡です。“臨港グリーンアベニュー” の休憩スペースになっていました。
モニュメントとして、からくり時計と踏切警報器が設えられていましたが、ホーム長に合わせた
レールが残されていると云うのが、なんとも印象的でした。
旧新保駅跡のスグ南で交差する市道には、多分、当時のまま(?)の踏切警報器が残っていました。

そして、その踏切のスグ近くの川でもないところに、小型の木造船が打ち捨てられていました。
ここが児島湾干拓事業の進展によって、陸地化していった地であることを思わせますね。

さてこの辺で、大元駅へ戻ることにします。ついでの廃線めぐりは、時間に余裕がないのです。

現在の大元駅前。平成8(1996)年から始まった大元駅付近の立体化による再開発で、“りんこう”
の遺構は、その姿を消したそうです。次の岡山駅までの所要時間は3分、「さくら」に乗れるかな。


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