近鉄柏原南口駅周辺
大和川の付け替え起点は、近鉄道明寺線柏原南口駅の近くでした。この駅には、何度か訪ね
ていますが、今回は「大和川分水築留掛かり」探索の延長と云うか、ちょっとだけ寄り道です。
左手の新大和橋(人道橋)の対岸に「大和川付替え起点」の石標がありました。 
近鉄道明寺線の柏原(かしわら)南口駅は、柏原側の大和川堤防スグそばにある無人駅です。

明治44(1911)年、河南鉄道の「大和(やまと)橋駅」として、道明寺寄りの大和川対岸に開業、
大正13(1924)年に柏原南口駅として、国道25号脇の現在地に移転開業。1日の乗降客は 777人。
コンチキチンと鉦の音が聞こえるので、思わずそっちに向かうと、ダンジリ(地車)です。
どうやら柏原黒田神社のダンジリです。晒しを巻いたお姐さん方に見入ってしまいました。

国道25号と旧道との交差点(柏原南口駅下り)脇の大和川堤防の草むらに「松谷御堂」の石碑
と五輪塔が隠れているのに気づきました。これ何やろか。松谷御堂と云うのは、ここから1kmほ
ど山手の雁多尾畑(かりんどおばた)にある光徳寺のことのようです。(そのうち行ってみますか)
近鉄道明寺線の鉄道構造物群は、土木学会“選奨土木遺産”に登録されています。近鉄の路線
の中で最も古い歴史を誇り、明治31(1898)年の開業以来120年が経過した現在も、開業当初の
鉄道構造物が現役で良好な状態にある貴重な土木遺産であると云うのが選奨理由だそうです。
近鉄道明寺線1号跨道橋。明治期に建造された小さくも美しい鉄道橋。フランス積み煉瓦造。



同2号跨道橋。近くを走るJR大和路線の電車がのぞけます。道明寺線は、国鉄柏原駅に乗り
入れて、南海の河内長野駅とを結ぶ計画だったので、貨物輸送もあって狭軌で敷設されました。
それが近鉄の南大阪線系統が、現在も他の線区と軌間が異なる要因になったんだそうです。

さて、柏原駅から道明寺駅へ向かう近鉄道明寺線の電車です。かつては、国鉄関西本線に乗り
入れていたこともあったそうで、現在の柏原駅でも、改札内でホームが共用になっていました。


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路線図と参考資料=近畿日本鉄道HP
「近鉄資料館」より
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