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2023年4月17日 (月)

廃トンネルで プロジェクションマッピング

 大和川が大阪府と奈良県の境目を流れるあたり、古来より「亀の瀬」と呼ばれる地すべり
地帯です。ここを通っていた旧大阪鉄道(現/JR大和路線)の「亀の瀬隧道」は、昭和6~7
(1931~32)年の地すべりでで圧壊し、80年後になって、その一部が発見されました。
 今回、その廃トンネルの中で、プロジェクションマッピングが上映されると云うので、
さっそくWeb予約して、見に行ってきました。大阪府下の “秘境駅” と呼ばれる河内堅上駅
の桜は、残念ながら、散り果て寸前でした。天王寺からの王寺行(普通)は、201系でした。

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 河内堅上駅から亀の瀬の見学会場までは、歩いて25分ほど。踏切を渡って左へ、のどかな
線路沿いの散策路を進みます。途中には、旧トンネルの圧壊によって迂回ルートを建設する
際に採られた特殊な構造の鉄橋も間近に見ることができます。

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 亀の瀬と呼ばれる大和川の渓谷風景。地すべりによって、対岸の道路が隆起したことも
あるそうです。まぁ、ここに土砂ダムが出来てしまうと、上流の奈良盆地が水没することに
なるし、それが決壊すると下流の大阪府が大水害になるんだそうです。

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 予約見学者は、「亀の瀬地すべり歴史資料館」に集合、動画によるレクチュアを受けてから
資料室に移動し、展示を見ながら、地元のボランティアガイドさんによる解説を聞きます。

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                                                                           (上の写真はクリックすると拡大します)
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 実は南太郎は、この施設の見学が3回目なので、少し端折って聞いていました。さっそく、
地すべり対策工事で平成16(204)年に完成した「地下水排除トンネル」に向かいます。

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 このトンネルは、随所に地下水が垂れてくるよう設計されていて、常に水が流れ出しています。 
所々、コンクリを抜いてある箇所もあって、このトンネルの厚みが分かるようになっています。

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 一旦外へ出て、今度は、500本もあると云う「集水井工(しゅうすいせいこう)」を見ます。
集水ボーリングは3,900本、延べ147kmに達するそうです。これで地すべりの要因となる
硬い岩盤上の地下水を抜き取って、大和川に排水しているのですね。

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 さあ、いよいよ「旧亀の瀬隧道」です。圧壊して80年間も不明だったのが、排水トンネル
の工事中にその一部が発見され、入口付近だけ補強工事して保存されている状態です。今回
のプロジェクションマッピングは、このトンネル内で投影されるのです。

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 さすが、こちらのトンネル内は、床も補強され、暗がりでも足許に不安がないよう工夫さ
れていましたが、奥の方には、圧壊したままの姿が残されていました。地すべりは、極めて
ゆっくりした速度で進行すると云うのが、土砂崩れと違うんだそうです。次回に続きます。

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