« 引退近し、京阪電車5000系 | トップページ | 引退近し、京阪5000系 ③ »

2021年1月28日 (木)

引退近し、京阪電車5000系 ②

 京阪電車の“5扉車” 5000系車両の特徴は、何と云っても、5扉と3扉の切替えが出来ること
です。3扉での運用時(ラッシュ時以外)には、扉上に収納していた座席が降りてきて、座席を
増やすことが出来るのです。京阪HPの駅時刻表を参考に、中之島駅で10:08発の(普通)萱島行
を待ちました。多分これが朝一番遅い “5扉”での運用車です。この電車だと空いていて、他の
迷惑になることも少ないはずです。おっ、折り返しの電車が入ってきました。

P1100247

 残念と云うか、中之島線の利用状況は芳しくなく、この時間に当駅で降りる人は疎らでした。

P1100255

 カーブが多い京阪の車両は車長18mで、同21mのJRの車両より少し短いのです。それゆえ、
“5扉”運用中の電車を望遠でなめると扉だらけの感じです。

P1100257

 この“5扉車”には、「三つ五郎」と云うペットネームが付けられていました。通勤ラッシュ時
の乗降をスムースにして電車の遅延を抑制し、他の時間帯では、“3扉”にするとともに、座席を
降ろして座席数を増やすと云う変わった車両です。かつては、折り返しの駅でも、座席の昇降を
見ることが出来たそうですが、近年イベント以外では見られず、車庫内での操作に限られます。

P1100263

 この時は “5扉”運用なので、2番目と4番目の「ラッシュ用ドア」も使用、座席は扉の上部に
収納中。つり革も乗り降りの邪魔にならぬよう、スプリングで跳ね上がる工夫がされています。

P1100269

         収納状態の座席。座席背の左右にある支柱構造の中のチェーン
        によって昇降しますが、背もたれは座面に畳まれています。

        P1100284

         昭和46年、神戸の川崎重工製。1971年ですので、丁度50年
        走ってきた訳ですが、まだ そんなに旧式な感じは しません。

        P1100303

         ちょっと懐かしいのは、冷房の回転グリル(吐出口)。首振り
        扇風機に代わって、冷気を分散させます。

        P1100334

 守口市駅に停車中。準急 出町柳行との連絡待ち。「萱島には準急が先着です」。

P1100328

         大和田駅を発車。「次は終点、萱島です」。

        P1100346 

         まもなく、萱島駅1番線に入線。10:45萱島駅着。

        P1100348

 終点とのアナウンスなのに、座ったままの人が案外います。京阪では運転士さんも点検に。

P1100351_20210124154601

 京阪では、終点の駅に到着する前に、行先標示が「回送」になっています。

P1100361

 この先、高架を降りる側線で寝屋川車庫内の引上げ線へ。もう、夕方まで休憩でしょう。

P1100406

 萱島は地元です。寝屋川車庫を覗きに行って、夕方また “3扉”運用を見に来るとしましょう。

                 【参考資料】「京阪電車・車両70年」京阪電鉄1980年刊

   にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道ぶらり旅へ (2021/1/20撮影) ポチっとお願いします/いいね💛も ブログランキング・にほんブログ村へ

« 引退近し、京阪電車5000系 | トップページ | 引退近し、京阪5000系 ③ »

鉄道・廃線遺構」カテゴリの記事

コメント

こんばんは!
なるほど、ラッシュ時以外は、天井に椅子が格納される仕組みなんですね。
Goodアイデアって言いたいところですが、首都圏ではこのようなラッシュ時のみ5つドアなんて車両は聞いたことがありません。
こんなに便利ならば、首都圏でも普及したように思いますが・・・。
きっと、どこかに欠点が有ったのでしょうね。


 東京では、一部車両が “6つドア”と云うのもありましたが、7両編成全部が “5扉”と云うのは、
他にはないと思います。7編成製造され、混雑が酷かった急行や準急に充当されていました。
 そもそもが、線路容量も駅の設備(ホームの長さ)も限界だった時期に、乗り降りをスムース
にして、遅延を防ぐのが目的だったそうです。加えて、ラッシュ時以外は、“3”扉”にするとと
もに、締め切るドア部には座席を降ろしてくると云うのが、京阪技術陣の自慢でした。

 欠点は、車両価格が高くつくのと、アルミを多用しても、車体が重く、加速に負荷が掛かる
ことでしょうね。共通部品が少ないと、修理コストも高くなる訳で、ホームドア設置への支障
と云うのが、早期引退を助長することになってしまいましたが、それでも、50年走りました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 引退近し、京阪電車5000系 | トップページ | 引退近し、京阪5000系 ③ »

無料ブログはココログ
フォト
2026年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

最近のトラックバック

ウェブページ