2026年9月14日 (月)

幻の「愛宕山鉄道」の痕跡

  「化野念仏寺」の “千灯供養” に行くのが目的でしたが、それが始まる夕刻までの時間に、
近辺をウロウロしました。そしてまずは、阪急嵐山から清滝行の京都バスに乗ったんです。

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C-2
   このバスは、かつて16年間(1929年~1944年)
  だけ存在した「愛宕山鉄道」のほぼ線路跡を走っ
  ていて、清滝駅は、清滝トンネルを出てスグの所
  (次の写真の左手)にあったようです。
   その先にバスターミナルと転回場がありました。
   清滝~嵐山、全長3.39km、トンネル部分以外は
  複線だったそうで、終点清滝の川向い、清滝川~
  愛宕間に鋼索線(全長2.13km)もあったので、嵐山
  ~清滝間は平坦線と呼ばれたらしい。

   「愛宕山鉄道」は歴史的に京都電燈(京福電鉄)
  と京阪電鉄の系列だったので、同様の京都バスが
  あとを繋いでいるのでしょうね。
  

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 15分後には、折り返し阪急嵐山行となりますが、その次は1時間後です。次の写真では、
左手が試峠(こころみー)への旧道、まっすぐはトンネルで、右手が駅跡と思しきスペース。

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 駅跡と思しきあたりで見かけたこれは何? 鉄道関連のものかも?

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 さて、ちょっとヒビりながら「清滝トンネル」を歩きます。
廃線後のトンネルは、府道に転用されていて、歩行も可能ですが、長い信号による交互通行
になっていて、バスが通ると、その横を歩くのは、いささか恐怖です。

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 歩いていく人に追い越されました。濡れてるし、緩く曲がっているトンネルが気色悪い。 

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 誰かが残した「愛宕山鉄道」のプレートもどき。出口が見えると、ちょっとホッ。

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  いゃ~、ようやく444mの「清滝トンネル」
  を通り抜けました。出来たのは、100年前。

   戦時下、このトンネル内は、三菱重工の
  分工場になっていて、航空機の部品を製
  造していたとのこと。

   

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 このトンネル、知る人ぞ知る “心霊スポット” らしいですよ。そんな気もしますなぁ。(続く)


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2026年9月10日 (木)

嵯峨鳥居本の「愛宕(おたぎ)念仏寺」

 まず、「愛宕念仏寺」の愛宕は “おたぎ” と読みます。“あたご” と読む「愛宕山/愛宕神社」
の麓に2通りの読みがあることになります。もともと山城国愛宕(おたぎ)郡、現在の東山あたり
に建立された「愛宕(おたぎ)寺」がこの寺の源流で、大正時代に堂宇の保存のために、現在地
(嵯峨鳥居本)に移築されたそうです。それで、この地に “あたご” と “おたぎ” が並ぶわけです。

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 寺の案内パンフによると、戦前に無住になり、昭和25(1950)年の台風で甚大な被害を受けて
廃寺になっていたところ、仏像彫刻家が住職となった昭和30(1955)年から、京都一の荒れ寺の
復興が始まったんだそうです。

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 昭和55(1980)年から10年間、山門の解体修理や境内全域での復興事業が行われ、その時、
寺門隆盛を祈念して境内を羅漢(お釈迦様の弟子たち)で充満させることを発願、これに賛同
した一般参拝者が自らの手で彫った1,200体の表情豊かな羅漢像が並ぶことになったのです。
 それゆえ、ほとんどの石仏の背面には、奉納者の名前が大きく彫り込まれていました。

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 深草の石蜂寺の五百羅漢も似た感じではありますが、若冲の作とか云うことで、撮影も写生
も御法度だとか。それに比べるまでもなく、おおらかで独創的な羅漢群でしたね。

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 本堂の周りで足を投げ出している外国の方の多いこと。でもしかし、静かでした。 

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  この「愛宕(おたぎ)念仏寺」の真ん前に、
 京都バスの「愛宕寺(おたぎてら)前」バス
 停があります。大抵の方は、ここまでバス
 で来て、愛宕古道を歩いて下るようです。
  少し下った先には、「化野念仏寺」があ
 って、鳥居本バス停から歩くのとそんなに
 変わらない感じですが風情ある古道です。

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2026年9月 7日 (月)

愛宕古道の “街道灯し”

  化野(あだしの)念仏寺で「千灯供養」があった2日間、鳥居本(とりいもと)地区を南北に貫い
ている「愛宕(あたご)街道」では「愛宕古道街道灯し」が繰り広げられていました。

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 この旧街道は、愛宕山頂に坐す愛宕神社への参詣道ですが、案内のパンフレットを見ると、
「あたご ふるみち かいどう とぼし」とローマ字のルビが振ってありました。こだわってるなあ。

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  鳥居本(とりいもと)と云う地名の謂われでもある愛宕神社の一の鳥居~八体地蔵~嵯峨
清凉寺の間の街道に、手作りした大小の灯りをとぼす(ともす)夏の風物詩です。街道を彩る
行燈の多くは、地域の子供たちや学生グループが制作したものだそうです。

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 嵐山-高尾パークウェイの高架下あたりに、この活動の拠点があるようです。

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 嵐山から人力車で来てる外国の人もいました。緩いけど昇りが続くので、大変そうでしたね。

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 ここが “八体地蔵” 前らしい。大体の様子が飲み込めたので、近くでみつけた茶房さつき亭
で遅い昼食としばしの休息。入ると、いきなり「キャッシュオンリーですが」と念押しされました。

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 このあと5時間ほど時間を潰したのち、灯が入った「愛宕古道 街道灯し」を見に戻りました。
人が多く、一方通行ながらタクシーも頻繁に通るので、シャッターのタイミングに苦慮します。

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  この「愛宕古道 街道灯し」は、地域の地蔵盆でもあるらしく、“太秦ひょっとこ踊りの会” の
コミカルな踊りの列が、前夕(8/29)の雨の中で繰り広げられ、子供のひょっとこが喝采を浴び
ていたそうです。(嵯峨 化野界隈には、なんやかやとありますなぁ。あと2回つづきます)

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