幻の「愛宕山鉄道」の痕跡
「化野念仏寺」の “千灯供養” に行くのが目的でしたが、それが始まる夕刻までの時間に、
近辺をウロウロしました。そしてまずは、阪急嵐山から清滝行の京都バスに乗ったんです。

このバスは、かつて16年間(1929年~1944年)
だけ存在した「愛宕山鉄道」のほぼ線路跡を走っ
ていて、清滝駅は、清滝トンネルを出てスグの所
(次の写真の左手)にあったようです。
その先にバスターミナルと転回場がありました。
清滝~嵐山、全長3.39km、トンネル部分以外は
複線だったそうで、終点清滝の川向い、清滝川~
愛宕間に鋼索線(全長2.13km)もあったので、嵐山
~清滝間は平坦線と呼ばれたらしい。
「愛宕山鉄道」は歴史的に京都電燈(京福電鉄)
と京阪電鉄の系列だったので、同様の京都バスが
あとを繋いでいるのでしょうね。


15分後には、折り返し阪急嵐山行となりますが、その次は1時間後です。次の写真では、
左手が試峠(こころみー)への旧道、まっすぐはトンネルで、右手が駅跡と思しきスペース。
駅跡と思しきあたりで見かけたこれは何? 鉄道関連のものかも?
さて、ちょっとヒビりながら「清滝トンネル」を歩きます。
廃線後のトンネルは、府道に転用されていて、歩行も可能ですが、長い信号による交互通行
になっていて、バスが通ると、その横を歩くのは、いささか恐怖です。


歩いていく人に追い越されました。濡れてるし、緩く曲がっているトンネルが気色悪い。 

誰かが残した「愛宕山鉄道」のプレートもどき。出口が見えると、ちょっとホッ。

いゃ~、ようやく444mの「清滝トンネル」
を通り抜けました。出来たのは、100年前。
戦時下、このトンネル内は、三菱重工の
分工場になっていて、航空機の部品を製
造していたとのこと。

このトンネル、知る人ぞ知る “心霊スポット” らしいですよ。そんな気もしますなぁ。(続く)
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