出雲にて (バタデン乗車の記 ①)
“バタデン”と云うのは、映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』で使われて以降、一畑(いちばた)電車自身も使い始めた愛称です。 「電鉄出雲市駅」のホームに上がると、もと京王の5000系が待っていました。
この“バタデン”、現在の正式名称は、一畑電車株式会社ですが、その出雲市駅は、「電鉄出雲市駅」になっています。JR出雲市駅との識別で、こうなったんかな、と思いきや、大正末期以来、平成18年3月まで、「一畑電気鉄道株式会社」だったので、それが継承されているだけのことらしい。「電車出雲市駅」ちゅうのも妙やしね・・・。
意外や、洒落た座席構成になっていました。“きらら”か、“天空”みたい。
JRの快速アクアライナーとすれ違い。
一駅過ぎたあたりで、JRの線路と別れ、北に向かいます。
左手、出雲大社方面から、“バタデン”塗色の二両編成が近づいてきました。間もなく「川跡(かわと)駅」です。
「川跡駅」は、出雲大社前・出雲市・松江温泉への乗換駅です。接続ダイヤが旨く出来ていて、1~2分で、三方向への乗り換えが出来るのですが、電車到着時は、構内踏切が通れないので、ちょっとした混雑になっていました。
もう少し松江方面へ進みます。以外なことに、直線コースが続きます。
「雲州平田駅」です。ここには、二面のホームに隣接して留置線と車庫があります。
『一日フリー乗車券』を示して、留置線に近いホームに行きたいと お願いすると、地下通路の照明を入れてくれました。真ん中のライトグリーンの車両が、旧南海のズームカーです。学生時分、新今宮~北野田間の通学に使った、高野山極楽橋行きの急行(2扉ロングシート)でした。なつかしや・・・。
“バタデン”は、濃い黄色が基本でしたが、“開業100周年”の記念に、一編成を旧南海塗色に塗り替えたんやそうです。ありがとうございます・・・。 おっ、“ご縁電車” しまねっこ号が出てきました。
“バタデン”の車両には、旧南海電鉄のズームカーが8両(4編成)入っているそうです。狭軌同士で都合がよかったんでしょうな。でも、旧京王電鉄の5000系は、12両(6編成)もあって、標準軌から狭軌に改修しての入線です。
ホームの端から、車両工場での、台車をはずしての作業風景を垣間見ることが出来ました。
・・・と云うところで、「雲州平田駅」で折り返すことにし、今度は、「出雲大社前駅」へ向かうことにしました。ほぼ、一時間に一本程度しかないので、雲州平田~松江温泉間は、今回あきらめです。 (もう一回、続きます)
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やはり鉄チャンやなー(笑) とはいっても私も一畑電鉄は撮ってみたいな
投稿: 二天一流 | 2014年10月 9日 (木) 11時19分