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2013年3月20日 (水)

こんなとこに 「一休禅師」 の足跡 ①

 さて、3月の初め、両横綱による、60年ぶりの土俵入り(手数入り)を見に出掛けた住吉大社。

 その住吉から 、20年以上も前に、一度、訪ねたことのある 「一休禅師の足跡」 の再探訪をはじめようと思います。思いついたとき次第の不定期連載?ですので、いつ終わることになりますやら・・・。おつきあい方、よろしくおたの申します。

 


 

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  住吉大社 第一本宮 東隣の末社、楠珺社(なんくんしゃ)の大楠は樹齢1000年とか。(これ、特には一休さんと関係ないです)




  

  一休さんと云っても、坊主頭の“とんちの一休さん”は、江戸時代に創作された『一休噺』の主役です。実在の一休さんは、そんなイメージからは程遠い、田舎のシジイの面相ですが、権威を否定し、悟りさえも否定、他の禅僧からは破戒僧と疎まれながら、庶民からは生き仏とあがめられつつ、壮絶なまでも、風狂に時代を生きぬいた室町時代の“怪僧”です。

  「一休禅師」は、第百代後小松天皇の落胤と云われ、墓所のある 酬恩庵(京田辺市)で88歳の息を引き取るとき、森(しん)侍者と云う盲女と同禽していたくらいの破戒僧です。特異な言動が持て囃されたこともあって、のちの時代に、とんち噺のモデルにされたのでしょう。

 その「一休禅師」と、旅役者であったとか云う、先の森侍者(森女)との邂逅の地が、ここ住吉であったらしいのです。そのころ、「一休禅師」がすみかとしたのが、『牀菜庵』(しょうさいあん)と云う庵です。

 

 
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                                                  和尚のイラストのあるところの上あたり ↑
                      
                               (『関西あそ歩』のパンフレット、「知られざる幻の首都・住吉行宮」から)

 


 

 そんな 『牀菜庵』(しょうさいあん)跡へは、住吉大社側から行くのがわかり易い。南海本線「住吉大社」駅の東すぐ、ちんちん電車(阪堺線)の通りを越えて、太鼓橋をそろそろと渡ります。奥へほぼまっすぐに進み、「第一本宮」、「南珺社」を経て、民家の続く通りへ出ます。
 更に進んで、「池田屋本舗」前の十字路を右折し、右手に「哀愍寺」(あいみんじ)が見えたら、その先のT字路を左折、民家の間の生活道路を進むと、野球のできそうな公園があって、その一角に石碑が建てられているのが見えます。

  

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 1469年、応仁の乱を避けた一休禅師は、奈良から堺に出たのち、住吉に居住していたそうです。堺の豪商・尾和宗臨が住吉の地に一庵を設けて一休を招請、一休禅師はこれを「雲門庵」と称して弟子と共に移り住んだと云うことです。

 更にその一角に「牀菜庵」をつくり、1478年に山城田辺(京田辺市)の酬恩庵へ去るまでの8年間、ここに居を構えたそうです。明治の初めのころまでは、それらしき門の跡や竹薮が残っていたそうですが、現在は、密集した住宅の中の、高いネットで囲まれた公園(上住吉西公園)の片隅に、ひっそりと石碑と説明板が建てられていました。


 以前の記憶に比べ、石碑も新調されたか、周囲もきれいになってるように思いました。

 ここからだと、帰りは、南海高野線の「住吉東」駅の方が近いと思います。

  

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■ このシリーズの出典は、昭和53年改版の 水上勉 著『一休』 (中央公論社刊)です。




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