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2013年2月 6日 (水)

川底のトンネルを歩く

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  旧淀川(大川)の河口に近い安治(あじ)川では、かつて、大きな船の航行に支障が

あることから橋を懸けず、渡し船(源平の渡し)を運航していたそうな。

昭和19年、それに代えて、この「安治川隧道」ができ、クルマも人も、3基のエレベータで

17m下の河底に降ろし、トンネルを通って対岸のエレベータで地上に上げていた。



  エレベータは、昭和52(1977)年まではクルマ用も稼働していたが、人と自転車用だけ

になった今も、JR大阪環状線の「西九条」駅と、市営地下鉄「九条」駅へとつづく、九条商

店街とを結ぶ、重要な生活歩行路として、地元の方々に親しまれている。
  


  ちなみに、このトンネルとエレベータは通行無料。

これは、渡し船と同様に、道路の代替施設だからで、まぁ、当然でんなぁ。
 






 

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  蔵書の文庫ミステリー、『時の密室』(芦辺 拓著)は、ここ「安治川河底トンネル」と、

その少し上流に位置する外国人居留地であった川口町界隈とをモチーフにしている。


   なぜか、直線でない、妙に屈曲しているこのトンネルの構造が、ときに気味わるく、

ミステリーな興味を掻き立てる。

  

  

  

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  少し前に、エレベータの運転員が廃止され、利用者が運転員に、「おおきに~っ」とかの

声を掛ける光景は見られなくなったかと思ったが、しょっちゅう巡回するようになった警備員

との間で、それは、続けられていた。



  地上のエレベータ乗り場は、下の建物の左寄りにある。(写真は九条側)

右側の大きなひさしの下が、閉鎖されたクルマ用のエレベータ跡。


 エレベータが休止する深夜・早朝も、左端の階段を使えばトンネルに行けるが、何となく

背中が気になる雰囲気が漂っているように思うのは、『時の密室』のせいかも・・・。


 

  下の写真の右端の高架線は、新設なった阪神なんば線。ここにエレベータ付きの歩道

橋を併設して、このトンネルを廃止しなかったのは、新たなミステリーかも知れまへんな。



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コメント

安治川隧道、まだ現役でしかもエレベーター付きの隧道があるのですね。驚いています。
昔のことになりますが、昭和45年〜47年に天六で勤務していました。大阪は懐かしいです。
今後ともよろしく。

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